燃料警告灯がついたら、実際、あとどのぐらい走ることができるのでしょうか。
走行距離の謎を解き明かします!
クルマのガソリンが少なくなってくると燃料警告灯・・・燃料ランプが点灯しますよね。高速道路を走行中にはドキっとしちゃいます。「おいおい」って。「頼むよ」ってね。さて、燃料警告灯がついたら、実際、あとどのぐらい走ることができるのでしょうか。クルマの燃料警告灯が点灯したら走行距離はあとどのぐらいなのか実験しちった人、いるのでしょうか。まず、街のクチコミを調べてみました。諸説がありますが、代表的な意見は次のとおりです。検証してみましょう。
▼ガソリンの給油ランプが点灯後、高速道路なら最低50キロメートル走れるだけの残量があるそうです→これって、よく聞くけど説得力ないなぁ。都市伝説化してるけど街のウワサだよねぇ。
▼車種によって燃費も燃料タンクの容量も違うので、燃料警告灯が点灯した時にあと何キロ走ることができるかは一概に言えません→そりゃそうだ。ごもっともだけど答えになってないんだよなぁ。
▼燃料警告灯が点灯しても、高速道路では田舎でもない限り50キロごとに給油ができるパーキングがあるので大丈夫→おいおい、東名高速道路の富士川サービスエリアから、次に給油所のある牧ノ原SAまでは67キロぐらいあるぞ。
▼燃料警告ランプが点灯した時点のガソリン残量は5リットルくらいが通常ですが、取り扱い説明書を見て確認してください→ちょっと待ってよ。クルマによって違うんじゃないの?
▼私の車はガソリンの残8リットルで給油ランプがつくので、1リットルで8km走ると計算して、給油ランプが点いてから約60キロを目安に給油しています→少しは具体的になってきましたね。
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仮に、「燃費が10%良くなる」という燃費向上グッズが、本当に宣伝通りの効果を発揮するとします。
そうなると、自動車メーカーが放っておくはずがありません。各メーカーが競って研究し、純正部品として採用するでしょう。
もしそうなれば、グッズのメーカーは巨額の利益を得ることができます。しかし、今のところどんなグッズでもメーカーが純正採用したものは見た事がありません。
それはなぜか?単に取り付けるだけでは広告で言っているような効果が無いからです。
一度このマニュアルを読んでみてください。燃費向上グッズの真の効果を引き出すことができます。
自動車整備士直伝の超ガソリン節約術
さらに珍説はつづきます。
▼私の軽自動車は、燃料警告灯はついていません。いつも燃料計の針がEを振り切ってから給油していますが、ガス欠になったことは1度もありません→なんてこったい。燃料警告灯のついてない車もあるんですか?霊感・ヤマ感・第六感とはこのことかもしれません。
▼燃料警告灯が点灯後、高速道路では50キロが目安。一般道では燃費が落ちるので30キロから40キロ程度と思っていた方がいいそうです→やっぱり「高速で50キロメートル」ですか。なんだか人ごとのような回答じゃないですか。
▼車によって違うと思いますが、軽は数キロ…すぐに止まります。普通車は数十キロまで走ると言われています→え〜っ、軽自動車って燃料警告灯が点灯したら即アウトなの?なワケないっしょ。で、普通車の「数十キロまで走ると言われています」って回答には憤りさえ感じますが・・・ワタシだけ?
▼道路上で一番燃料補給が困難なのは高速道路です。燃料警告灯が点灯したら、そこから通常は高速道路のサービスエリア間を走れるだけのガソリン量は残っているはずです。これは、それだけの燃料を確保するように製造メーカーに義務づけられているはずです→義務づけられているのではなく、義務づけられているらしいのですね。「はず」とか「らしい」っての、止めてほしいなぁ。もっともらしい答えが一番曖昧なんだよね。
じゃあ、答えを見てみましょう。燃料警告灯が点灯したら走行距離はあとどのぐらいなのか。これが正解です!
まずは、答えを出す前に、「ガソリンの給油ランプが点灯しても、高速道路なら最低50キロメートル走れるだけの残量がある」、「高速では田舎でもない限り50キロごとに給油ができる」への反論を載せておきましょう。まず、東名高速道路の富士川サービスエリアから、次に給油所のある牧ノ原SAまでは67キロ。これ、まだまだあるんです。中央道談合坂から双葉までの区間も60キロ越えますから。常磐自動車道の友部・中郷のSA間も60キロ超、関越道の赤城高原から次の塩沢石打間もこれまた60キロ以上あります。ガソリンスタンド50キロの法則はもろくも崩れ去りましたね。
で、燃料警告灯が点灯したら走行距離はあとどのぐらいなのか。いい方法がありますので大公開しちゃいます。まず、あなたのクルマの取説・・・取り扱い説明書を開いてください。そこに、燃料タンクの容量と、燃料警告灯の点灯タイミング・・・ガソリンの残量が記されています。さて、あなたは普段、どのタイミングで給油していますか?燃費がグンとよくなる本
燃料警告灯の点灯時に満タンで給油していれば、ガソリンの領収証に給油量が記載されていますから、点灯時にあと何リットル燃料が残っているのかがわかりますね。さらに、一般道での燃費、高速道路での燃費を常に心掛けて計算していれば、答えは簡単に割り出せます。ちなみに、軽自動車なら残は約5リットル、リッターカーから1300ccクラスのクルマなら通常は8リットル、それ以上の排気量なら10リットル程度の残容量がありますから、それぞれの経験値を掛け合わせてみてくださいね。
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